こんにちは!優加です。
今日はどうして私たちがオランダに移住したのかを書きたいと思います。
そもそも私たちの関係について
私たちについて改めて紹介しておきます!
私は日本生まれ日本育ちの20代後半。
4際年上のオンニは韓国出身、大学から日本に留学し、そのままずーっと日本に滞在。
2017年にネットで知り合い付き合い始め、2年ほど大阪(私)-東京(オンニ)間で遠距離恋愛を続ける。
2019年、一緒に住むことを決意し私が上京。東京ライフがスタートしました。
その後、東京での生活は本当に楽しくて、超がつくほど充実していました。オンニと生活をやりくりするのが楽しくて仕方なかったです。
オンニのビザ問題が発生
順風満帆な東京生活を送っていたのですが、2021年にとある実験が勃発。
なんとオンニの日本の滞在ビザが更新できないかもといった問題に直面しました。
ビザというのは、滞在許可証のこと。「外国人であるあなたが、この国に滞在してもいいですよ」という許可を示す、とっても大事なものです。
日本にいる外国人は帰化していない限り、何かしらビザが必要です。
ビザを持たず日本にいることは、不法滞在となってしまいます。
日本で暮らすための大切なビザが、オンニの場合更新できなくなりそうだったんです。
同性カップルがゆえの問題
ビザには色んな種類があります。
学生ビザ…留学などで滞在する人向け
就労ビザ…日本で働く人向け
配偶者ビザ…日本人と結婚した人向け
他にもたくさんあると思いますが、主な3つは上記だと思います。
まずはこの3つのうちのどれかを取り、何回も更新を続けようやく永住権が取れる、といった感じだと思います。
オンニはこの中で、就労ビザで日本にいましたが、この就労ビザがとある事情で更新できなさそうになったんです(※個人的なことになるので、事情は詳しくは書けませんが…。)
ビザが更新できないとなると、日本から出て行かなければいけません。
しかもこの時の事情はちょっと深刻で、コロナ禍真っ只中ということもあり、色んな国が出入国を制限していて、日本を出ると次いつ会えるのかわからず、ふたりでとっても不安になりました。というか家計を共にしてたので、いきなり離れてどうやって生活していけばいいんだろうと思いました。
オンニのビザを守るため、弁護士さんや行政書士さんに会いに行って助けを求める毎日でした。
そんなとき、私の頭の中にあったのが、
結婚できてたら、配偶者ビザが出て何の問題もなく日本に滞在できるのに
ということ。
同性カップルである私たちは日本で結婚ができません。
もちろんそんなこと知っててオンニと付き合ったし、今ある環境で工夫して暮らしていけばいいと思ってました。だからあまり結婚できないことに文句とかも言うつもりなかったし、むしろ周りの人々が理解してくれてるから恵まれてるよねって思ってました。
ですが法を前にすると、あまりに自分の無力さを痛感しました。
結婚制度がないことが、こんなにも自分たちの生活に影響するなんて。
相談した弁護士さんたちは、自身もLGBTといった方たちで、心は私たちの味方をしてくれましたが、やはり告げられたのは
「やはり同性なので、パートナーとしての正式なビザは下りないと思います」でした。
安心して暮らせる場所を求めて、海外移住を決意
オンニのビザの更新結果が出るまでの毎日、悶々ともしビザがでなかったときどうする、ということを考えていました。
私の中で思っていたのは、「二度と同じ思いをしたくない」ということ。
今回ビザが降りたとしても、将来例えばオンニが大けがとか事故にあって日本で働けなくなったら?また就労ビザが更新できるかわからず不安になる日が来るのではと思いました。
また永住権を手に入れればずっと日本にいられるのではと思いますが、2つ不安要素がありました。
①今回のビザ更新事件が、永住権の審査に影響しそうだった(永住権の審査はとても厳しいです)
② 今の日本の法律だと、永住権を取ったとしても、私とオンニは家族扱いになることはない。あくまで他人扱いで、緊急時に連絡が来ないし、お互いの入院時やお葬式にも参加できない可能性がある。
そうなると、私の中では、やはり私とオンニを二人で一つとして扱ってもらえることが重要でした。
そしてそれは、今の日本では叶えられないことだなとも思いました。
それならば、元々海外が大好きだった私は、他の同性婚がある国で安心して暮らせるかもしれないと思い始めました。
とにかく二人一緒にいれることが大事だったので、もう日本じゃなくていいや、という思いになりました。
日本でも韓国でもない場所に、自分たちが安心して暮らせる場所があるかも。
それが私が海外移住を意識したきっかけです。
次回の記事に続きます。