ヨーロッパ暮らしのここが好き①【オランダ・フランス編】

海外生活
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こんにちは、優加です!

今日のテーマはヨーロッパの暮らしについて。

オランダに住んでまだ3年目でひよっこなので、まだまだ知らない文化や習慣もありますが、「オランダで暮らしててここが好きだな」と思うことを書いていこうと思います。

ちなみに私は以前フランスに一年間だけではありますが暮らしたことがあって、その時の暮らしも含めて、「ヨーロッパ暮らしの好きなところ」を集めてみました。

長くなったのでいくつかの記事に分けようと思います!

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ひたすら質素な生活

一個目から、「これがいいところなのか」と思われそうですが、私はヨーロッパの質素な暮らしが気に入っています。

日本でも「シンプルな暮らし」や、「小さな幸せを集める生活」というフレーズをよく見かけますが、ヨーロッパのそれと違うのは、日本ではたくさんある選択肢の中から、その暮らしを選べるということ。

たとえばシンプルな暮らしと言って、ミニマルで素敵なデザインの、数少ない家具で暮らしている方のブログを見たことがありますが、そういう「自分のこだわり」「マイスタイル・マイファッション」としてシンプルな暮らしをされているのだなと感じます。

ヨーロッパの質素な暮らしというのはどういうことかと言いますと、まず、何でも値段が高いのと、「安くて良い物」も売って無いので、日本よりは物を買う機会が少ないです。

物や家具が壊れても、なんならヒーターや家の一部が壊れても、まず自分で修理してみる人がほとんどです。

私が以前住んでいた東京は、新しいお店や商業施設が周りにたくさんあったので、おでかけの選択肢がたくさんありました。

こちらではやはり外食はもちろん、電車代もカフェも何でも高いので、もちろん時々おでかけはしますが、人気なのは「近所の公園でピクニック」です。

陽が長くなる4月ごろから、家の近くの公園にはたくさんの人がブランケットとおやつ、本などを持ってきてひたすら一日中そこで休んでいます。

私はこちらに来てすぐの時は、おでかけや買い物が日本みたいに簡単にできないことから、中堅都市に暮らしているのに「なんだか小さな田舎街に閉じ込められてるみたい」という感覚になっていたこともありました。

ですが今は晴れた日に、家の近くの公園の芝生の上で本を読んだりお喋りをするだけで、びっくりするくらい満ち足りた気持ちになります。私もこちらの暮らしの感覚に順応してきたのでしょうか。

他にも文具好き仲間と、桜の季節に5時間くらい、桜の木の下で日記を書いておしゃべりをしていた日があります。この日のことはすごく心に残っていて、派手さはないけど、こういうシンプルな「誰かと過ごす時間」がすごく贅沢で満ち足りた時間だなとこちらに来て思うようになりました。

3月下旬のまだまだ寒い時期に5時間も外でおしゃべりを楽しみました。

もはや、スタイルとしての「シンプルライフ」ではなく、「必然的シンプルライフ」です。(もちろんお金がある人は違います笑)

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今ある暮らしや環境で最大限楽しむ力

こちらに来てからイレギュラーな事態もたくさんありましたが、「今その環境で最大限楽しめる方法で日々を過ごす」ということを学んだ気がします。

物理的な出来事でいうと、以前2日間、家の電気ガス水が止まったことがありました。大家さんがうちのメーターの工事をするためでした。

当初は一日だけと聞いていたのですが、たった一日だけでも、「水がないならトイレはどうしよう」「電気が止まったら冷凍庫のものが溶けちゃう」「こんな真冬なのに、ガスがなかったら夜寒くてどうしよう」と、とても不安になりました。そして一番の不安は、そんな大工事が、とても一日で終わる気がしないということ。

工事の日は、お仕事させてもらってる会社さんのオフィスに長居させてもらったり、(真冬なので外にはいれなかった)、冷凍庫に保存していた手作りごはんは一旦オフィスの冷凍庫に入れさせてもらったり、そして夜はこんな機会だからと外食をしたりと、いろいろな工夫をして外で過ごすようにしました。

一年のほとんどがどんより天気で寒いオランダ。真冬にヒーターがないのは死活問題です。

夜遅くに帰ってきたら、そこには工具を広げて作業真っ只中の大家さんが。案の定一日で工事は終わりませんでした。笑

結局その夜はガスがないので寒い部屋で過ごしたり、水はペットボトルやバケツに溜めておいたもので過ごしたりと、サバイバルな夜を過ごしました。

大変だったし、もちろんもう二度と経験したくないけど、

  • インフラの大切さを改めて実感できたのはよかった
  • 溜めていた水や毛布でなんとか過ごせたし、オフィスの冷凍庫貸してもらえたおかげで、食品も無事だった→なんとかなるじゃん、と新たな自信がついた笑
  • 工事の人、大家さんが全力で頑張ってくれただけ良いじゃん、と思えた
  • なによりめったに行かない外食ができてそれはそれで思い出になった

と、なぜか自然とポジティブシンキングモードになっていました。

これは日々周りの人々からの影響が大きいと思います。

仕事や日常生活で会う周りの人々にも、私たちと同じようにたくさんイレギュラーなことが起こります。

大体そんなときはこんな風に考える人が多いなあと見ていて思います。

「あ〜こんな事態になっちゃった」(この時点ではもちろん怒ったり落ち込んだりもする)

「仕方ないね〜、じゃあまあこうすればいっか」

「むしろ今日は〇〇デーだ!たのしんじゃえ」

大変なことがあっても、その時の状況でできる方法で最大限楽しむ、そんな考え方を持ってる人が多いなと感じます。

一つ目の「質素な暮らし」にもつながりますが、たくさんの制限がある暮らしの中でも、そのときできる方法で日々を楽しむ、お金がなくても、大変でも楽しめることはある、と周りの人々からたくさん学びました。

東京で会社員からオランダでフリーランスになった私は、最初のうちはやはり収入が安定せず、お金がないことからできることが少なくなったと感じていて、そのことがストレスだったのですが、そうではなくて、もっと楽観的に、日々の暮らしを楽しむ方法はたくさんあると学びました。

その考え方を頭ではわかっていっても、実際自分の中でしっくらくるまで切り替えに時間がかかりましたが、今は慣れて、とても素敵な考え方・生活スタイルだなと思って気に入ってます。

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働く人が楽しそう

これはオランダに来て思ったことです。

働く人が本当に楽しそう!

最初に出会った働くオランダ人は、やはり渡蘭したときに乗ったKLMのキャビンアテンダントとのみなさんですが、途中でダンスをされていました。笑 楽しそう!よく街の工事現場の人たちも音楽かけて歌いながらお仕事してる!

他にもレストランやスーパー、雑貨屋さんなどいわゆる「普通のお店の店員さん」たちもみんないつもスマイルで接客してくれて、時々スモールトークをするくらい、皆さん余裕があって親切です。

働く人がイライラしていないのっていいですよね!

街の紅茶屋さん。ここの店長マダムもとっても親切です!

・・でも実はこれはフランスでは全く感じませんでした。笑 むしろフランスでは楽しく働いてる人を見つけるのが難しかったです…笑 スーパーの店員さん、いつも怖かったな…

同じヨーロッパでも違いはありますが、オランダの働く人の心の余裕は素敵だなと思います!

オフィス周りで働くみなさんもすごくリラックスされている方ばかり。
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歳を取っても人生やおしゃれを楽しむ

これはフランスで感じたこと。

フランスでは、年を重ねれば重ねるほどおしゃれになって、街歩くマダムたちのおしゃれなこと!

70代くらいのマダム達もみんな綺麗にネイルもして、アクセサリーもして、明るい、派手な色の服を来て。それもとてもセンス良く。

どんな世代の人も、その時一番自分に似合うファッションをしていたのはとても印象に残りました。

年を取るごとにおしゃれになるなんて、なんて素敵なんだと感じました。

オランダは気候的におしゃれが難しくはありますが(一年の半分くらい雨風嵐)、でも年を重ねた方でも派手な色やデザインの服を着るのはフランスと同じです。

年を重ねてもおしゃれを楽しむ、この素晴らしい考え方が私は大好きです。

長くなったので、続きは次回の記事で書きたいと思います🌼