【オランダ生活】オランダで感じる「Giver」の精神

オランダ移住
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こんにちは、優加です!

オランダはすっかり寒くなってきて、ああもう冬が近づいているんだと感じます。

こうやってみると、やっぱり北の方にある国に住んでるんだなと感じます。

すでに夏が恋しいので、夏の写真をいくつか。

夏の公園ではみんな芝生に寝転がったり、ベンチに座って思い思いに過ごします。私とオンニも時々お弁当持って芝生の上でご飯を食べたりしました。

上の2枚は、普段仕事をしているオフィスの近くです。

夏のアムステルダムはとっても気持ちいので、観光にとってもおすすめです!(実際夏は観光客の方をたくさん見かけました)

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ある電車内での出来事

先日電車に乗っていると、アムステルダムまで行くはずの電車が途中で止まってしまいました。

こんなことは自体はよくあるのですが、実は私はオランダ語の車内アナウンスがまだ聞き取れません。

通勤時間が長いので、よく電車でノートやパソコンやら広げて作業をしているのですが、そうしていると、アナウンスが流れたことすら気づかないときもあるんです。

でもこれまで、そんな状況になったとき必ず近くの人がこんな風に声をかけてくれます。

「アナウンスがオランダ語でしか流れなかったけど、この電車はハーレム駅(アムステルダムまでの途中の駅)で止まってしまうよ。アムステルダムに行きたいなら、ハーレム駅のプラットフォーム3で乗り換えてね」

本当にただ近くに座ってたおじさんが、こんな風に教えてくれました。

そして一回だけでなく、これまで何回か同じような状況が起こった時、決まって誰かが声をかけてくれるか、アイサインで教えてくれるか、とにかく電車から降りずにいる自分にきちんと声をかけてくれました。

スーパーで、特価になっている柔軟剤を買おうとしてたら、どのボトルが柔軟剤かわからず見ていたら、近くにいたおばあさんとお孫さんのペアが、私たちにどれが柔軟剤か教えてくれました。

しかも、「普段ならこの商品はアクション(オランダでチェーン展開しているホームセンター)の方が安いわよ(キラーン)」と小声で教えてくれました。笑

お孫さんもたぶんまだ小学生低学年なんですが、「ボトルを見せて!柔軟剤かどうか見てあげる」って言ってくれました。

こんな風に近くにいた人がすっと助けてくれたことがこれまで何回もありました。

その度に心がジーンとなってなんて優しい人たちなんだ、と感動してしまいます。

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余裕のある人が、そうでない人を助ける

私だけでなく、他の在蘭日本人も言っていたこと。

「ほんと人々の余裕を感じるよね」

それは金銭的な余裕もあるだろうし、何より心の余裕があるのをこちらに来て感じるのです。

美化していっているのではなく、言葉では難しいのですが、人々全体の「ゆったりしている感じ」が本当に伝わるのです。

保険や税金の制度などを見ていても、より余裕のある人が、そうでない人を助ける仕組みになっていると感じます。

オランダでホームレスの方をあまり見かけないのですが、たまたま見かけた時には、若い人がしゃがみながらどうしたのと声をかけて事情を聞いてあげていました。

これまで別のヨーロッパの国に住んだこともありますが、ホームレスの人に、町の普通の若者が話かけてるのなんて見たことがありませんでした。

オランダの生活では、「余裕がある人が、困っているひとに助けを与えて(give)あげる」を体現している人々をたくさん見ることができて、それがオランダ の魅力の一つだなと思います。

自分もまだまだオランダ という国に頼ってばっかりで、はっきり言って自分のことで精一杯です。ですが少しでも自分にできることがある場合は、giveする心、ギバーの精神を忘れずにいたいと思います。